STUDIO M出来るだけゴミ出さないよう運営してるんですが、生活してるとどうしても少しは出るんですよね。出ると、さあどうしようかと考えます。もちろん捨てるんですが、次からもっと減らせないかなとか。なんかで使えないのかな、とか。
最近日本の不動産が海外からの投資対象になっていて、タワマンのゴミ置き場が荒れてきたという話をよく聞きます。そりゃそうでしょう。サステナだ、クリーンビューティーだ言ってるアメリカでさえ、マンションのゴミ置き場、荒れてますよ。クリーンは、化粧品じゃなくてまずそこからやろうよ、と思います。あ、アメリカだけを批判するつもりありません。
翻って昭和の日本。僕の幼少期は田舎だったんで家のゴミは裏の畑で燃やしてましたね。空き瓶は近くの酒屋に返してました。確か小銭がもらえたはず。なのでゴミ処理車が来ることはなかったんですよね。でも、今の都内で家庭ゴミ燃やしたら火事になるんでゴミ収集のシステムは理に叶ってます。燃えるゴミ、ビンカン、段ボール、粗大ゴミと分類されて回収され再利用されるシステム、そしてそこに市民として参加できることがありがたいてすね。
詳しく調べたわけではないんですが、こんなに丁寧にゴミを扱っている国、日本だけじゃないでしょうか。その証拠にどこの国より街が清潔ですよね。人口減少だ高齢化だ言ってこれから国が落ちぶれる一途かのような論調が目立ちがちですが、それを上回る素晴らしいこと、日本にたくさんあります。ゴミという一般的には一番汚いものでさえ、世界一綺麗っていうことは世界に誇れますよ。そんな国、みんな住みたいと思うはずです。
世界中の誰もが住みたいと思うけど、敢えて小国のバランスを守り続けるというのもGDPとは別に一つの国力と考えて良いんじゃないでしょうか。