イントロダクション
海外に行って日本に帰ってくる度に物価の差を痛感します。美味しいサンドイッチが三百円しない日本と、そこまで美味くはないのに700円するアメリカ、日本と同じくらい美味しいけど千円近くするフランス。味や価格の差だけではありません。日本は24時間美味いものが買える。アメリカでも探せば24時間買えなくはない。フランスでは深夜や早朝は買えません。そう考えると最高の品質のものをいつでも買える日本が一番安いことになる。
背景にあるもの
是非はおいておいて、日本は勤勉なのに報酬が安い国ということがこの物価差の背景にあるように思います。個人主義が強い欧米に対して滅私奉公の精神を持つ日本、その上に発展してきた経済、それがワークスタイルや給与レベルとなって根強く残っている。そしてその習慣が日本の高度経済成長を支えてきたのも事実。の間個人主義の欧米では個人が職業選択の権利を行使し、給与レベルをどんどん上げてきた。
オーバーツーリズム
あと一つ。オーバーツーリズムは日本だけではありません。フランスもバルセロナも観光客でごった返しています。でも日本人はそんなに多くありません。アメリカ人、中国人が目立ちます。アメリカと中国に世界中の観光資源が買われているという見方もできなくはありません。買う国と買われる国の陰影が濃くなってきてるように思います。
これからの日本は
日本はこのままで良いのか?とはと思いますよね。私は海外との物価差は10年のうちに自然と是正されていくと見ています。今の世界情勢やAIが随所に関わってくる経済発展の中で、モノづくり大国日本の価値は相対的に上がるはずだし、それに連動して給与レベルが上がり健全に物価も上がるでしょう。今のZ世代には滅私奉公のマインドは薄いと思うし、転職率もうんとあげるでしょう。加えて、日本の観光資源はどうせ買われるのなら世界に比べて高く売れば良いのではないかと思います。観光の高付加価値化こそ、フィジカルなAIの出番だと思います。これには企業単位ではなく国都道府県の発想転換とリーダーシップが必要ですね。
日本は良いものを高く売る国になると思います。
