1. なぜ代理店が必要か
新製品ローンチやシーズンプロモーションなどのキャンペーンを企画して実行するのは企業マーケターにとって重要な役割の一つです。
その際に、社内で企画からクリエイティブまで全てを賄っているケースは殆どなく、メディア購入やクリエイティブ制作を代理店に依頼することが殆どだと思います。一昔前は、資生堂、サントリーなど、社内にクリエイティブチームを抱えることで他者との差異化を図った企業はありました。しかし、時代は変わってメディアの多様化、クリエイティブトレンドのグローバル化のよって社内だけで市場の期待を上回るクリエイティブを産み続けることは極めて困難になって来ました。現在ははそのような企業ほぼ皆無と言って良いでしょう。
2. 代理店からのアウトプット
このような背景から多くのマーケターは、キャンペーンの組み立てに際しては、代理店にプランやクリエイティブを依頼することになります。しかし、それが自分の期待したものと違っていた経験を持つマーケターは多いのではないでしょうか。それがたまたま期待を上回って大成功のキャンペーンになればラッキーですが、マーケターの意にそぐわないキャンペーンが成功する確率は低いですよね。
3.課題設定
それでは、どうしてこのようなことが起こるのでしょうか。そして、どうすればマーケターの期待するアウトプットを代理店から引き出すことができるのでしょうか。あるいは、マーケターにはどうすることもできないのでしょうか。
この課題についてはは、ここSTUDIO Mにて重点的に考察をしていきたいと思います。